こんにちは。共働き希望の方専門の結婚相談所 婚活サロンエンエルアのさくまなおみです。
デートがうまくいくかどうかは、会っている時間の楽しさだけで決まりません。
実は、帰宅後に送る 「デート後のLINE」 が、その日の印象を大きく左右します。
その背景にあるのが、心理学でよく引用される ピーク・エンド効果 です。
ピーク・エンド効果とは?
人が「その出来事全体をどう感じたか」を判断するとき、
①一番印象が強かった瞬間(ピーク) と
②最後の締めくくり(エンド)
この2つの影響を特に強く受ける、という心理現象です。
つまり、
・途中の細かい出来事は意外と忘れられやすい
・“ピーク”と“エンド”の出来が、体験全体の評価を決める
ということ。
デートでピークを作るのは難しい
デート中の“ピーク”は会話の流れやお店の雰囲気、相手との相性など、多くの要素が絡むため 意図的に作るのは難しい ものです。
たとえば——
・笑いのツボが同じで盛り上がった
・景色が綺麗な瞬間に自然と話がはずんだ
・話題がハマって一気に距離が縮まった
こういう「今日の一番良かった瞬間」は、狙ってできるものではありません。
エンド(終わり方)はコントロールしやすい
ピークが偶然に左右されるのに対して、エンドはあなた自身の工夫で、確実に良い印象に仕上げることができます。
そしてデートの“エンド”にあたるのが、まさに デート後のLINE。
ここでどんな一言を添えられるかどうかで、その日全体の印象が大きく変わるのです。
今回の記事では、「エンド=デート後のLINE」にフォーカスして解説していきます。
デート後の正解LINE 3つのポイント
① できるだけ当日中に送る
その日の余韻が残っているうちに届くメッセージは、相手に「今日の時間を大切に思ってくれていたんだ」と伝わります。
翌日に持ち越すと、どうしても
「脈がない?」
「何かあった?」
と不安を与えてしまうことも。
当日の夜に、短く・丁寧に。
これが一番自然で好印象です。
② 内容よりも“締めの一文”が印象を決める
ピーク・エンド効果の“エンド”が特に効くのがここ。
どんな文章よりも 最後の一言 が強く記憶に残ります。
良い締め方
- 「今日はありがとうございました。またお会いできたら嬉しいです」
- 「落ち着いた時間が心地よかったです」
- 「またタイミングが合う日にぜひ!」
印象が下がりやすい締め方
- 「ありがとうございました。」だけ(丁寧だけど温度が伝わらない)
- 「また機会があれば…」(相手は“脈なし”と受け取る)
- 長すぎる長文(頑張りすぎて重くなる)
“最後の一行の温度”だけで、その日の印象が柔らかくなるのは、まさにピーク・エンド効果そのものです。
③ 重すぎず、温度だけ残す文章にする
婚活中の人はつい気持ちを込めすぎてしまいますが、相手にとって受け取りやすいのは “軽やかだけど温かい” LINE。
そのためには以下を意識すると自然に整います。
- 褒めすぎない(1つだけで充分)
- テンションは相手に合わせる
- 3〜5行以内の短さにまとめる
たったこれだけで、重さゼロの“優しいエンド”が作れます。
【まとめ】ピークは狙えない、エンドは作れる
デートのピーク(最高の瞬間)は、流れや相性、偶然が作るもの。
だからこそ、狙って作れる“エンド”を大切にすることが婚活では大きな武器になります。
- 当日中に送り、
- 最後の一言に温度を込め、
- 重さを出さず、優しさだけ残す。
これだけで相手の心に残る“良い終わり方”が完成します。
次のデートに繋がるかどうかは、今日のLINEのたった一言で決まることもあります。
ぜひ、次のデートから試してみてくださいね。



